2009-01-01から1年間の記事一覧

うう、一年の最後の日に映画見らんないなんて。心をせわしくして映画見らんないなら死んだほうがましだ。

『カールじいさんの空飛ぶ家 (Up) 』 2009/US/96min |**** 吹き替え、3Dで。

映画芸術の忘年会に招かれる。誰と何を話せばいいのかも分からないが、声をかけて下さったり、話しかけてくれる人の話に対して、全部で1000回くらい相槌を打ったと思う。とにかく疲れた草臥れた。

一年通して新作をほとんど見ていないので、新作のベストを挙げることはできないが、振り返り+備忘として、旧作含めたベストを100本くらい挙げようかと思っているけど、100本でも難しい。

『セブンティーン・アゲイン (17Again) 』 バー・スティアーズ 2009/US/102min |**** いくつかのブログで公開時評判が良かったのだが、見逃したのでレンタル。確かにいい。

Jonathan Demme (1944~)

『レイチェルの結婚 (Rachel Getting Married ) 』 2008/US/113min |**** これも見逃していたので、新作レンタル半額券で。眉間の皺一つまで気を使っている。

『国境の町 (Окраина) 』 ボリス・バルネット 1933/CCCP/98min |**** とんでもないなこれ1933年の映画ですって。

Boris Barnet (1902~1965)

『帽子箱を持った少女 (Devushka s korobkoy) 』 ボリス・バルネット 1927/CCCP/67min |**** 今年何度かスクリーンでやったのに行かなかったのだがやっぱり見たいのでDVDを買う。帽子箱を盾のように使ったり、寝るときの壁として使ったり、とにかく素晴らし…

これは嬉しい。カネフスキー、アンコール上映!→http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=251うわ、夜7時からか、微妙ー。

『すべての些細な事柄 (La moindre des choses) 』 ニコラ・フィリベール 1997/FR/105min |*** ゴダールも褒めているということだけど。ちょっと短すぎるんじゃないのか。『音のない世界で』とかより、あの登山の映画群に近い気がする。髭もじゃもじゃの人の…

『情炎』 吉田喜重 1967/JP/97min |**** 音を切り離された電車が生きもののよう。岡田茉莉子が木村功と訪れる真鶴のホテルの一室にある鏡が、すごい平坦な空間を演出している。露光過多な窓辺に佇む岡田さんの横顔とかうなじの素晴らしいこと。『女のみづう…

『血は渇いてる』 吉田喜重 1960/JP/87min |*** 面白いけどちょっと青臭い感じはする。会社の首切りへの抗議として自殺を図った会社員(佐田啓二)が、保険会社のCMタレントに起用されて、それが大評判を得て「社会現象」と言われるまでになる。大メディアを…

『ポパイ (Popeye) 』 ロバート・アルトマン 1980/US/114min |**** オリーブ役のシェリー・デュヴァルが高い声でOh!とか叫んだり呟いたりしているのが笑える。語彙が少ないことを武器としているような歌の数々も素晴らしい。ラスト30分くらいのぐだぐだ感は…

『ランブルフィッシュ (Rumble Fish ) 』 フランシス・フォード・コッポラ 1983/US/94min |*** 前半、眠くて途中2時間半寝たあと、後半を見る。黒沢清のクラゲを思い出す。窓に反射する雲。ダイアン・レインってあんまり変わらないのね。

『美しいひと (La belle personne ) 』 クリストフ・オノレ 2008/FR/88min |** 好みが分かれるのだろうか。私はあんまりピンと来なかった。ルイ・ガレルが、全然しっくり役にハマっていない気がしてしょうがない。アンナ・カリーナにリヴ・ウルマンを足した…

『パリでかくれんぼ (Haut Bas Fragile) 』 ジャック・リヴェット 1995/FR-CH/159min |**** 記憶や過去を探したり隠したりしながらパリをぶらぶらしたり踊ったりする。階段で韻を踏む歌とか、ダンスホール(?)ですーっと踊りに入るところとか。赤いバイク…

『マン・ハント (Man Hunt) 』 フリッツ・ラング 1941/US/105min |**** 素晴らしすぎる。

『女は男の未来だ (La Femme Est L'Avenir de L'Homme) 』 ホン・サンス 2004/KP-FR/88min |***

『イエスマン "YES"は人生のパスワード (YES MAN) 』 ペイトン・リード 2008/US/104min |**** きな臭い邦題で相当損している気がする。ゾーイ・デシャネル(80年生まれ!)が実にいい(Yahoo!映画の写真はあんまり可愛くない)。ジム・キャリーの顔芸とかはど…

自分でざっと見直してみて、この一年、「見るつもり」とか「絶対見る」とか言っておいて結局見なかった映画の何と多いことか。えらく恥ずかしい。それはそうと、無性にファイナルファンタジー6をやりたくなる。セリスという金髪の姉ちゃんが好きなのだ。

Josef von Sternberg (1894~1969)

『上海ジェスチャー (The Shanghai Gesture) 』 ジョセフ・フォン・スタンバーグ 1941/US/99min |****

一月の映画事情

一月の上映予定が続々発表になっている。シネマヴェーラで曽根中生、アテネのいろいろと(アメリカ時代のフリッツ・ラング!)、川崎まで足を延ばして今年見逃したワイズマンを少々、新文芸座で『パサジェルカ』見て、ユーロスペースでジャック・ロジエ通っ…

Robert Benton (1932~)

『夕陽の群盗 (BAD COMPANY) 』 ロバート・ベントン 1972/US/93min |****

Nicolas Philibert (1951~)

『音のない世界で (Le pays des sourds ) 』 ニコラ・フィリベール 1992/IT-FR-UK-CH/99min |****

Nicholas Ray (1911~1979)

『苦い勝利 (Bitter Victory) 』 ニコラス・レイ 1957/FR-US/102min |****

Clint Eastwood (1930~)

『愛のそよ風 (Breezy) 』 クリント・イーストウッド 1973/US/108min |****

Jacques Rivette

『パリはわれらのもの (Paris nous appartient ) 』 ジャック・リヴェット 1960/FR/135min? |****

João César Monteiro

再見『ラスト・ダイビング』 ジョアン・セザール・モンテイロ |****

Vincente Minnelli (1903~1986)

『走り来る人々 (Some Came Running) 』 ヴィンセント・ミネリ 1958/US/137min |****

Georges Franju (1912~1987)

『赤い夜 (Nuits Rouges) 』 ジョルジュ・フランジュ 1974/FR/105min |****