メリエス等

  • 真夏の夜の夢 (A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM)』チャールズ・ケント J・スチュワート・ブラックトン 1909年 |*|
  • 『A Christmas Accident 』 エディソン社(監督不明) 1912年 |**|
  • カビリア』 ジョヴァンニ・パストローネ 1914年 |***|
  • 『le voyage sur jupiter』 セグンド・デ・チョーモン 1909年 |**|

たまにメリエスを見るのは悪くない。全部youtube

カビリア』は100分くらい見たところで、「この動画はゴーモン社の著作権侵害の申し立てにより削除されました」とかいう字幕が出てラストは見られなかった。日本のビデオで出ているのは87〜88分くらいの大幅カット版だから、まだしも長いyoutubeに大分以前からアップされているもので見たのに、まさかラストがまるまるカットされているとは。
そもそも『カビリア』は、グリフィスの『国民の創世』とかガンスの『ナポレオン』とか、ラングの『メトロポリス』のように、色々なバージョンがあるので有名だが、完全版(か、もしくはより近いもの)ではないと分かっていても、全く見たことがないというのは許されないような気がして、最悪の画質でも構わず見たのだがなあ。
感想はといえば、あまり面白いとも思わないけれども、いくつか迫力ある、素晴らしいシーンがある他、突如、無駄にカメラが移動したりする、その無駄な動きが大好き。

『le voyage sur jupiter』はメリエスのものだとばかり思っていたら、セグンド・デ・チョーモンだった。結構かわいい映画。IMDbで、「役名:木星」っていうのを期待して見てみたんだけど、さすがに載ってなかった。
夢の中で木星に行くところのハシゴは真上から真下に向けて撮って移動したんだろうけど、なかなか良い。しかもしっかり帰り道まで省略しないで描くところがすごいと思う。