イーリング・コメディ 2本


朝から夕方まで、ブルジョワジーM氏の庭の雑草抜きのバイトをして、心ひそかにプロレタリアート宣言する。陽光が鎌に、きらっ、きらっと反射するのを見て、ラオール・ウォルシュの『追跡』でロバート・ミッチャムを苛む拍車の煌きを思い出す。草を抜いたら、根本に、ダンゴ虫がわんさと蠢いている。これは夢で、私を苛みそうだ。

慣れない労働で身体中を痛めつつも、快い疲労感に身を委ねて帰宅後、工場の出てくる二本の映画を見る。ヤフーオークションで先日、2本、1500円(送料込み)、つまり定価の半額で落札したものだ。どちらも、心から愉快な気分にさせるという種の映画ではなかったものの、なかなか興味深かった。



ついでに私の好きなイーリング・コメディを2作。どちらも傑作。


これ、再版しないだろうか。レンタル屋でも見ないけど、どうしても見たいのだが、プレミア価格なんかで買えるわけがない。

マダムと泥棒 [DVD]

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