ストローブ=ユイレ
- 再見『ヨーロッパ2005年、10月27日』 ジャン=マリー・ストローブ、ダニエル・ユイレ 2006年 |****|
- 『アルテミスの膝』ジャン=マリー・ストローブ 2007年 |****|
- 『ジャン・ブリカールの道程』ジャン=マリー・ストローブ、ダニエル・ユイレ 2008年 |****|
きのう2時間しか寝ていないので、今日13時間半寝る。そういう身体なのです。3時の回を見る予定だったのに3時に起き、かなり気分が悪い中、どうしてストローブ=ユイレなんか見に行かなきゃいけないのだ、一体、何のために・・、と思い悩んで、一時は行くのやめようかとも思ったが、なんのためには分からんが、とにかく見ようという心境にうまく変化したので、勢いで電車に乗る。
そもそも、アテネフランセの去年のストローブ=ユイレ特集で、できるだけ全部見るつもりで、今日見たものもそのとき見るつもりだったのだが、『モーゼとアロン』と『歴史の授業』を見て、なんというか、粉みじんに打ち砕かれたとでもいうか、とにかく、もう映画なんか見るのやめようかしらとさえ思わせるような過激な映画で、疲れ果てて、それ以外見に行くことができなかったのだった。
ということで、(DVDで、出ているものは何だかんだでほとんど見ているのだが)、なんとはなしに、恐れて、畏れていたストローブ=ユイレだから、躊躇はしたものの、わざわざ雨の日に出掛けた甲斐があったどころが、傑作としかいいようのない映画に出会えてそりょあもう頭痛さえ度外視させる幸福な気持ちで帰ったのです。