Altman,Olmi
- 『婚約者たち (I FIDANZATI) 』 エルマンノ・オルミ 1963/IT (77min.) |****|
- 『雨に濡れた舗道 (THE COLD DAY IN THE PARK) 』 ロバート・アルトマン 1969/US (113min.) |****|
- 『三人の女 (3 WOMEN) 』 ロバート・アルトマン 1977/US (124min.) |****|
- 『名誉ある撤退 〜ニクソンの夜〜 (SECRET HONOR) 』 ロバート・アルトマン 1984/US (90min.) |**|
『婚約者たち』は期待通り、素晴らしかった。広場と踊りと。
アルトマン、何といっても『三人の女』が見事。『雨に濡れた舗道』は、サンディ・デニスが、若尾文子みたいに妖しくって素晴らしい、とても好きな映画だ。『名誉ある撤退』は、決して悪い映画ではないし、その実験性は評価すべきかもしれないが、でもあんまり面白いとも思えず。ただ、『ウエディング』で48人を演出しきったアルトマンが、たった1人にひたすらカメラ(キャメラと書いたほうがいいのかね)を向ける姿勢が、感動的とは言わないまでも、立派と思う。コミュニケーションの不通、人生の辛酸。
2年前のぴあフィルムフェスティバルはアルトマンだったらしいが、その頃はたぶん『M★A★S★H マッシュ』くらいしか知らなかった。あーもったいない。ところでこの『マッシュ』はどうも好きになれない映画なのだが、数年ぶりに見直したら面白いだろうか。