Farber On Film
予約していたマニー・ファーバー(1917−2008)の『Farber On Film』が届く。amazonの商品ページでは1000ページと書いてあるが、実際は824ページ。目次をざっと見たが、かなり短い文章が相当量連なっているという感じだ。それからとりあえずIndexを眺めてみた。グリフィス、ヒッチコック、フォード、ホークスらアメリカ映画の大巨匠の記述が多いのは分かるが、特徴的なのは、プレストン・スタージェス、フランク・キャプラ、マック・セネット、チャップリンといったコメディを得意とする監督の記述が多そうなのと、ケーリー・グラント、ゲイリー・クーパー、ヘンリー・フォンダそして、ハンフリー・ボガートらハリウッドの名優についてもかなり触れているようだということ。ヨーロッパの監督では、ゴダールを筆頭に、ブレッソン、アントニオーニあたりが多いか。その他監督では、ジョン・ヒューストンも結構登場する模様、日本からは、小津、黒澤、大島がちょっとだけで、成瀬はともかく溝口が一度も出てこないのは意外。じっくりゆっくり読みたい。
Farber on Film: The Complete Film Writings of Manny Farber
- 作者: Many Farber,Robert Polito
- 出版社/メーカー: Library of America
- 発売日: 2009/10/01
- メディア: ハードカバー
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