この間読んだ、『思想地図 vol1』で、それぞれの論文はともかく巻頭の「ナショナリズム」をテーマとしたシンポジウムの議論に全くついて行くことができなかったので、必読文献リストを参考に、200頁前後で書かれたものを中心に図書館で借りた。『天皇制国家の支配原理』、『安心社会から信頼社会へ』、『日本改造計画』、『「日本文化論」の変容』、『「世間」とは何か』、『「縮み」志向の日本人』、『ナショナリズム』(橋川文三)、『タテ社会の人間関係』、『日本人の心理』(南博)、『ヒロシマ・ノート』という日本論、日本人論系の基本的な文献。だが、どうも楽しめないし、興味がわいてこない。というか、最初は良かったんだが、どうも食傷気味で、最後の方に読んだ『天皇制国家の支配原理』とかパラパラめくるだけでよしてしまった。近いテーマのものをガツンと短期間に読むと頭に入るかと思ったのだが、どうもそううまくいかなかった。というわけで、返しに行くついでに、お勉強感の薄い本を借りてこようと思う。