今日は切な気温だったなあ。こういう陽気は人を暗くします。何もかもが良かった頃を思い出す。何もかもが良かった日なんてあったためしはきっとないのだけれど、今になって振り返ってみると、小学1年〜5年、高校の3年間あたりは大雑把に想起すると何もかも良かったとしか思えない。
とか考えていると、ブックオフで『失われた時を求めて』の集英社版の文庫(鈴木道彦訳)が12冊並んでいるのを折良く発見(ラストの『見出された時』の2巻目だけなかった)。かなり欲しい。どれも大体600円くらい。一応前に別訳で全部読んだけど、見事に何も覚えていない。費やしたあの大量な時間はなんだったのか。
お茶でも飲みながらプルーストとか読んで、ごろごろしながら死にたい。お茶を飲みながらごろごろする困難をどう乗り切るか。それともお茶を飲みながらごろごろするとお茶が気管に入って死ねるのか。いや、むせるだけかしら。

しかし最近まじで映画より小説のほうが好きなような気がしてきた。まあ映画か小説かってことでもないのだけど。