トリュフォー、ある映画的人生
『大人は判ってくれない』以来、「ドワネルもの」とよばれるトリュフォーの自伝的シリーズの主人公、アントワーヌ・ドワネルを演じつづけてトリュフォーの分身とみなされていた俳優のジャン=ピエール・レオーも、泣きはらした眼を黒いサングラスの下に隠して、「俺は知らなかったんだ、俺だけが知らなかったんだ、フランソワが死ぬほどの病気だったなんて・・・」とつぶやくだけだった。《山田宏一「トリュフォー、ある映画的人生」より》
世の中にある映画本のうち最も感動的な書物のひとつ。
トリュフォー、ある映画的人生 (平凡社ライブラリー (422))
- 作者: 山田宏一
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2002/01/01
- メディア: 単行本
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