映画批評はまた別枠でとりあえず置いておくとして、今、日本の批評家、評論家で一番(というか唯一)新刊が気になるのはこの人かな。廣瀬純とどちらが読みたいかといえばやっぱり山城さんってことになるのだよね。そこらへんのどこかに微妙なこころの間隙があって、そのどこかが映画とか文学とかの自分の興味の立ち位置でもあるのでしょう、きっと。

端的に佐々木中の諸作とか、あるいは若い人たち(私のほんの少し上の世代!)がデリダとかドゥルーズなど取り組んでいるのを読んでも、かなりの力作だなあとは感心するものの、単に私個人の知性の限界で、あんまり理解ができないってだけってこともあるんですけど。

あと佐藤勝は一度も買ったことないように思うけど何だかんだでかなりいつも気にしている。