サラマンドル

  • 『サラマンドル』 アラン・タネール |****|
  • 『凱旋の英雄万歳』 プレストン・スタージェス |****|


<追記:5月2日>
スタージェスの映画では、まるで、いっぺんに一人でも多くの人間を同一フレーム内に納めないともったいないとでも言うかのように、人間がひしめき合う。『凱旋の英雄万歳』では、凱旋の(にせ)英雄を出迎える序盤のシーンはもちろんだが、映画が始まってまもなく、七人の軍人が仲良く画面に収まり、彼等は、映画の最後まで画面を賑わすことになる。七、八人の人間を平気で画面内に配するスタージェスの素晴らしさといったら、もう。

『サラマンドル』を日仏学院で見る。アバンタイトルで銃弾が発射されるシーンが示されたあと、右手から左へビュル・オジェが歩く様を横移動するタイトルバックからして、素晴らしい。「映画は女と銃さえあれば〜」というグリフィスの言葉が感動的によみがえる。
バイトしてDVD買おうかしらん。


http://www.amazon.fr/Salamandre-Bulle-Ogier/dp/B000EU1IKW/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1241253679&sr=1-1


http://www.amazon.com/Preston-Sturges-Filmmaker-Collection-Conquering/dp/B000HT3Q2S/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1241508665&sr=1-1