アントニオーニ、ロン・ハワード、エイゼンシュテイン

  • 『バックマン家の人々 (PARENTHOOD)』 ロン・ハワード 1989年 (124分) |****|
  • 『メキシコ万歳 (ДА ЗДРАВСТУЕТ МЕКСИАКИ!/¡Que viva Mexico!)』 セルゲイ・エイゼンシュテイン グレゴリー・アレクサンドロフ 1932年 (84分 別バージョンあり) |****|

『女ともだち』は良く設計されている、かなりいい映画だと思う。アントニオーニの長編3作目、『さすらい』の前年。

『バックマン家の人々』、群像劇とはこういうものだ。これだけの登場人物を二時間の枠の中に、決して窮屈にならず住ましてしまうのだからえらいなロン・ハワードは。メアリー・スティーンバージェン、ジェイソン・ロバーズなど素晴らしい役者たち。キアヌ・リーヴスホアキン・フェニックス(この頃はリーフ・フェニックス)が若い。

『メキシコ万歳』については、やる気が出れば後で詳しく書きたい。傑作。

市の図書館に行ってローデンの資料探し。大学の図書館は広かったんだなと今更実感。読みたかったカサヴェテス関連の本とかドキュメンタリー関連の本が全然揃っていないのでがっかり。取り寄せようかなあ。エリア・カザン自伝の下巻(バーバラ・ローデンに丸々一章費やしている)、なんとなく古井由吉松浦寿輝の『色と空のあわいで』や、論文とはあまり関係ないけど、フーコーとかセリーヌとかアルトーとか計9冊借りる。読めるだろうか。

今日も頭痛。睡眠時間が、大体6時間半〜7時間半の間でないと、かなりの確率で頭痛が発動するようだ。