北アメリカ
- 『世界の英雄』 D・W・グリフィス 1930年 (90分) |***|
- 『ゾンビーノ』 アンドリュー・カリー 2006年 (93分) |**|
- 再見『草原の輝き』 エリア・カザン 1961年 (124分) |***|
- 『スタンダード・オペレーティング・プロシージャー』 エロール・モリス 2008年 (116分) |****|
一度書いたものが消えてしまってうんざりなので、簡略に。評価は甘め。
トーキーのグリフィス。髭のない頃のリンカーンから暗殺までを90分で描いてしまうグリフィスに敬服。
人間がゾンビを飼いならす社会を描いた『ゾンビーノ』は、元のアイディアは悪くないが、物語の範囲が狭すぎる。政治的にもコメディ的にもゾンビ映画的にも弱い。
『草原の輝き』は嫌いな映画だったけれども、バーバラ・ローデンの出演を確認するため再見。出演者たちの大振りの演技は鼻につくが、そこはカザンの映画と割り切ってみれば、ラスト15分は結構感動的。撮影はボリス・カーロフ。肝心のローデンは、前半であっけなく退場。でもなかなか印象的な役で、どこかしらマリリン・モンローをイメージさせないでもない(顔かな?)。胸はないけど、やたらと腰を振る。『ワンダ』の頃よりだいぶ若い。髪の毛の色が2度変わる。
エロール・モリス。並みの映画ではない。
ニコラス・レイの『女ごころ/生まれながらの悪女(BORN TO BE BAD)』をYouTubeで発見したので、見ていたら、40分のところまでしかなかった。またか。