ヴァルダなど

園児たちと避暑地から帰ってきたら、政権が変わっていた。

  • 『フリーキー・フライデー (FREAKY FRIDAY) 』ゲイリー・ネルソン 1976/US (95min.) |**|
  • 『夢駆ける馬ドリーマー (DREAMER: INSPIRED BY A TRUE STORY) 』 ジョン・ゲイティンズ 2005/US (106min.) |**| 

『フリーキーフライデー』は最初の30分は恐ろしく凡庸だが、中盤から終盤はなかなかチャーミング。音楽はジョニー・マンデル。子役のジョディ・フォスター目当てで見たのだが、なにより『ファミリー・プロット』で胸ときめかせてくれたバーバラ・ハリスが何かと頑張っている姿が嬉しい。

ダコタ・ファニング目当てで見た『夢駆ける馬ドリーマー』、全然大した映画ではないが、クリス・クリストファーソンの子供がカート・ラッセルで、その子供がダコタ・ファニングでっていう配役のできるアメリカ映画っていいなと。日本だとせいぜいカート・ラッセルのところに佐藤浩一でしょう。ファニングは、「うまい」演技のしずぎで、どうもなあという感じだったが、最後、一瞬顔をくしゃくしゃにして喜ぶところで、「演技」じゃない演技が顔を覗かせていたようで良かった。でも最後のショットはやっぱり「演技」の笑顔だと思う。こういう頭の良い子をちゃんと演出するにはやっぱり監督も相当に頭が良くなくちゃあいけない。ゲイティンズの脚本もフレッド・マーフィの撮影もお利口だが賢くない。

「『オペラ・ムッフ』は、「ラ・ムッフ」とよばれるパリのムフタール街についてのドキュメンタリーであり、また子供を身篭った一人の女性の覚書である。これは主観的なドキュメンタリーとよべるだろう。」(日仏学院、『オペラ・ムッフ』の説明文より)
道行く人が、カメラを見る瞬間。