Basil Wright, Sam Peckinpah

  • 『セイロンの歌 (SONG OF CEYLON ) 』 バジル・ライト 1934/GB (39min.) |***|

『セイロンの歌』は、『メキシコ万歳』とか『アラン』とか『インディア』とか『糧なき土地』とかと比べて、なんというか、真面目、というか、「文化」という言葉が頭をもたげてくるような映画。「テェンティカ、ティンタン」とか言いながら踊っている人たちのショットとか良いんだけど、仏像をいちいちオーバーラップさせるラストがどうも好きになれない。

ビリー・ザ・キッド 21才の生涯』は、『砂漠の流れ者』ほど好きではないが、しかし濃密。空青いなー。真ん中あたり、ディランの「Knocking on Heaven's Door」が流れた後くらいのところ、川辺のシーンで、『ジュラシックパーク』を思い出す。なんと言ったか、あの背の高い恐竜に、木の枝をぱくりとかぶりつかせて、かわいいじゃんとか言うシーン。まあ、なんら関連はないと思うが、クッションの入れ方が似ているのかな、たぶん濃密な映画のクッションというのは意外と印象に残るということだろう。ところどころジェームズ・コバーンの喋りがイーストウッドっぽい。コバーン久しぶりに見た。

ビリー・ザ・キッド 21才の生涯 特別版 [DVD]

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