• 『白い町で (Dans la ville blanche ) 』 アラン・タネール 1983/CH-PT-UK/108min |a

タネールの『白い町で』も好き。貨物船の重労働から逃げ出したブルーノ・ガンツさんのリスボンでの、愛の、冒険の、記録。鶏を蹴るとコケーっと鳴く。ベランダでは数多の洗濯物が風を招いている。路面電車が走っているなら飛び乗らねばならないだろう。そのすべてを自前の8ミリ(ドイツ製だったか?)で撮影しては故郷の妻にビデオレターを綴る。再生されたビデオレターにはしかし、女が映っている。バーと宿屋の女中を兼任する綺麗な女。手紙には「ぼくは二人の女性を愛してしまいました」と書いてある(正直だ)。

DVDで見るならmk2から、タネール箱が出ていてそれに収録されている模様。字幕はあんまり期待できない。日本でもVHSは出ている。それよりも『どうなってもシャルル』も収録されているのでそちら目当てでいつか買いたい。