Amor de Mãe & Os dois Soldados

間違ってこの日の日記消しちゃいました。celine-julieさんがして下さったコメントも消えてしまいました、すみません!!

で、もう一度見た映画書きます

『母』は、IMDbでは『Amor de Mãe』というタイトルで1975年制作の映画ということになっていますが、shjcmjcrさんにお借りしたポルトガルのDVDに収録されているフィルモグラフィには1978年と表記されている。制作年なのか公開年なのかで変わりうる誤差はありそうだけど・・。IMDbに表記されている年数のほうは制作年だよね、たぶん。制作から3年経て公開されたってことかしらん。

それから何分の映画かっていうのは(Runtimeって日本語でなんて言うんだっけ)、最近見る映画ではやたらと、IMDbともallcinemaとかとも食い違っていることが多いので(たぶん、中国海賊版を立て続けに何本か見てるからだと思うが)、いっそ載せないでもいいかなとも思ってます。今までは、IMDbが一番正確だろうと、それに従って書いていたけれど、どうせ載せるなら、自分が見たバージョンのRuntimeを書くほうが面白い。それから何のメディアで見たかっていうことと。それか、代わりに、画面サイズ比とか載せる方が有意義な気もする。

『母』

実の息子を牛泥棒と疑った母の奸計は、同居しているもう一人の息子によって、容疑のかかった息子の家に運ばせた箱の中に潜んで、容疑者の探りを入れることだった。まさかそんな箱のなかに母親が忍者のように隠れているとは知らず、件の牛が食卓の会話に登り、鬼の首を取ったように意気揚々と箱の中から姿を表し「盗人ども」!と息子一家を告発する母親だったが、嫁に「おだまり、この魔女め」の一言と巨大なハサミ(?)のようなものの一撃(画面には映らない)であっけなく撲殺されてしまう。こうして死体となった母親が、なんと馬に乗って帰ってくるまでを描く。

モンテイロにとって母親はなんか魔女的なイメージなんだろうか、『白雪姫』の魔女。本人もノスフェラトゥだし。

こういうものをしかし母の日に見ていいんだろうか。お母さんいつもありがとう。

『二人の兵士』

ガスマスクで顔を覆った兵士の横顔から始まる。のらくら兵がふたり、一緒に戦火から(?)逃げている。食事休憩での駄弁りと霧の中の行軍を経て、もう一度食事休憩。前の休憩で食事を分けてやった方の兵隊が、今度は先とは反対に分けてもらおうとして「私は乾き、今なら馬でも平らげる」とモンテイロ的な回りくどさで空腹を訴えると、先の好意への感謝を微塵も感じていないもう一人が、「このパン切れがひとりの轟く胃袋を静めることができないのなら、どうして二人のそれを静めることができようか」と返答。それでも食べ物が欲しい兵士に、「それなら、君の目ん玉をくり抜かせてくれたらあげよう」と挑発する。空腹の兵士がそれを承諾すると(なんと!)、躊躇わず、もう一人の方がナイフで目を斬りつける(カメラは後頭部と手の動きをとらえて、すぐにカットが変わる)。このブニュエルもびっくりの唐突なシーンだけとりあえず紹介しておく。

ガスマスクの兵士を正面から撮ったショットで終わり。


追記
Runtimeは上映時間か。まるで英語は超得意なんだけど〜的な嫌味な人みたいですが、ただの度忘れですので悪しからず。