友よ、映画よ

かなり良くないと思っていた『プロメテウス』と『ワイルドバンチ』に感動してしまった。ということは『パシフィック・リム』に感動する日も来るのかもしれない。追悼の気持ちで再見した、わたしがトリュフォーの映画のなかで下から数えて1番目か2番目に苦手な『私のように美しい娘』に至っては、ほんとにすばらしく思えてきた。最後のほうまで真面目に見ていないとはいえ、これは大いなる進歩といえるのではなかろうか。俳優の死と映画の復活。物語のなかの死の反復。

でも、『エル・ドラド』みたいに何度見てもどんな環境で見てもどうしたって素晴らしいと叫ばずにはいられない映画がやっぱり一番良い友だちでなくてなんだろうか。