きのうのタイトルがよくわからないことになっていますが、まあいいか。

9時半に日仏に整理券取り行ったら、その時点で5人くらいしか来ていなかった。やっぱりみんな仕事してるのね。その上、折角早起きしたのに、最初の3分と最後の10分以外寝る。一番後ろの席の通路を挟んだ隣に坂本安美さんが(たぶん)いたので、何となくプレッシャーを感じるも、寝る。フランス語で字幕ないと、グルジア語で字幕なしとかより眠気を誘うのは私だけでしょうか。

終わってから、速足でJRに行き総武線四ツ谷まで行って中央線に乗り換えたら人身事故で遅れていたので、これはバウスには間に合わないかなと思いつつ、中央特快で一旦吉祥寺を通り越して三鷹まで行った後、ホームを駆け上がって、ふたたびのぼりのホームから新宿方面行きの快速に乗ったらこれは通常通りの運行で、吉祥寺に降り立ちサンロードを早歩きして何とか7分くらい前に着いたらこちらもやはりかなり空いていた。やっぱりみんな働いているんだね。

そしてこの映画が素晴らしかった。開始30分くらいは、「いったい私はここで何をしているんだろう」病が出るくらいしょうもない気持ちで見ていたんだけど、それは特にSF映画を見ているときに往々にして生じる心理的状態で、(『2001年宇宙の旅』とかその最たるものです)これは参ったなって思ったんだけど、『スターウォーズ』のR2D2を思わせる宇宙船体上部の突起で一人孤独に業務をこなしている乗組員に、リーダー格の男が「きみはどうしてみんなと一緒に昼食を食べないんだ」って言いにいくと、「ここから星を眺めるのが好きなんだ」っていう話になって、それにはほとんど取り合わず、「俺は昔サーフィンをしていて、今でもそれを思い出すんだ」みたいな四方山話になり、その何でもない会話が、やがて宇宙船を投げ出された二人のよもやあんなにも最高の最期を用意しているとは、ちょっと想像していなかったので不意を衝かれてしまって本当にうるっときた。ブラボー!といって拍手したくなる気持ちもわかるってもんです。しなかったけど。