キアロスタミ、リュック・ムレ、ウィーラセタクン
- 再見『パンと裏通り』 アッバス・キアロスタミ 1970年 ***
- 『Essai d'ouverture』 リュック・ムレ 1988年 ***
- 『ナブアの亡霊』 アピチャッポン・ウィーラセタクン 2009年 ***
- 『クローズ・アップ』 アッバス・キアロスタミ 1990年 ****
今日から、製作年も記すことにした。でも、データベースや文献によってデータが食い違ったりするので、基本的には、The Internet Movie Database(IMDb)*1に載っているデータに従うこととする。
キアロスタミのデビュー短編『パンと裏通り』は、最初の移動、角を曲がるショット、曲がった後のショットと、どれも完璧ではないと思うけど、ラストの数ショットが素敵だし、塀の落とす影の黒さが、なんだかすごい。でもでも何故だか、そんなに好きにはなれない。
リュック・ムレの短編は、以前どなたかのサイトを覗いていたら貼ってあったので、いつか見ようと思いパソコンのお気に入りに登録したものの、そのままずっと放置していたのをやっと見た。フランス語はさっぱり分からないけれど、それでも面白い短編。14分ほどなので、興味のある方はぜひ*2。フランスで出ているムレのボックスは日本のamazonでも買えるよう。欲しい。英語字幕もついているみたいだ。
ウィーラセタクンは、今イメージフォーラム・フェスティバルで上映されているようだが、私はここで見た。*3
他にもウィーラセタクンは2つくらい見られるみたい。イメージフォーラム・フェスティバルでジェームズ・ベニング見ようと思っていたのだが、財布と相談してやめたのだが、やっぱり行けば良かった。ジョージ・ランドウも見に行けばよかったかなあ。
『クローズ・アップ』はとんでもない傑作。
いま、録画していたウルトラマンレオの一挙放送というのを見ながら(聴きながら)これを書いているのだが、これからもう一本キアロスタミを見ようかしらん。<追記>
- エマニエル夫人 ジュスト・ジャカン 1974年 *
全体的にあほらしいが、特に音楽がむかつく。キアロスタミを見る体力はなかったので、これをぼーっと見つつ、山田宏一の『恋の映画誌』を読み耽る。
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*1:IMDbはこちら http://us.imdb.com/
*2:リュック・ムレ短編はこちら http://video.google.fr/videoplay?docid=-7698754333760191882
*3:ウィーラセタクン短編はこちら http://www.animateprojects.org/films/by_date/2009/phantoms