ドミニク・サンダは結局最後まで、裸に毛皮のコートを羽織っただけという格好を貫き通した。ドヌーヴもルグランもいないこの映画には冷淡な美男子や、ローラや、シェルブールや、ロシュフォールや、モンパリ(今まで見たドゥミのなかでこれだけは好きになれない)や、ベルサイユのばらロバと王女の記憶すべき残像が地縛霊のようにまとわりついています。

『モデル・ショップ』見たいな。