映画俳優にはピストルが似合う人と拳が似合う人と、ピストルと拳の両方が似合う人(イーストウッドさん)がいるとかって、出鱈目なことを考えていたら、こんな映画に出会ってしまった。そうか、機関銃が似合う人もいるのか。ヴィクター・マチュアさんがその人です。敵をばたばたやっつけて(機関銃だからずるい)、美女もものにするこのえげつない感じが機関銃的俳優の条件なのだ。機関銃対機関銃という最後の対決も珍しい。観終わって、アル・パチーノ氏のことも思いだした(彼は身長が低いから好き)。ところで私はピストルの人間のつもりでいたが、案外、機関銃もいいかもしれない。ぶっ放したい。


裸にタランチュラを這わせる拷問のところで、あ、そうかこれはあのジャック・ターナーさんの監督作だったのかとしきりに納得。この人もまたえげつない。