Dodsworth etc.
- 『クリスチナ女王 (Queen Christina) 』 ルーベン・マムーリアン 1933/US/99min |a
- 『孔雀夫人 (Dodsworth) 』 ウィリアム・ワイラー 1936/US/101min |a+
- 『ベトナムから遠く離れて (Loin du Vietnam ) 』 ヨリス・イヴェンス/ウィリアム・クライン/クロード・ルルーシュ/アニエス・ヴァルダ/ジャン=リュック・ゴダール/アラン・レネ 1967/115min |b+
- 再見『ラスト・ダイビング (O Último Mergulho) 』 ジョアン・セーザル・モンテイロ 1992/PT/88min |a+
『クリスチナ女王』
グレタ・ガルボ演じるクリスチナ女王の王位をかなぐり捨てる様が、36歳でスターを「退位」したガルボ自身と重なるようでちょっと感動的。照明が眩しい。
『孔雀夫人』は淀川長治、山田宏一、蓮實重彦『映画千夜一夜』や同じく淀川、山田による対談集『映画は語る』を読んで以来ずっと見たかったのだけど、ようやっと見ることができた(見ようと思えばいつでもレンタルできたんだろうけど)。今度はぜひスクリーンで見たいものです。再会の映画。
『ベトナムから遠く離れて』、ゴダールの部分は、何か色々読んだりしていたので、ほとんど想像していた通りだった。あとは、クロード・リデールの章で切り返される女性の蒼白な顔だったり、本屋のゴダールだったり。
『ラスト・ダイビング』は、ラストのひまわり、波→フラミンゴ、詩→黒もさることながら、あるいは、10分×2の長い「サロメ」の演舞シーンや、ときにカメラのほうをみつめながら愛撫しあうふたりの髪の毛に祝福の風が吹くのもさることながら、夜のリスボンの階段を並んで登る5人の後ろ姿、よろめき、太ももが素晴らしい映画。