文学

463人で7月の締め括り。1週間に100人ずつくらい増えてもあんまり驚かない世の中になっている。たしかに人はほとんど死んでいない(らしい)から、ここに来て、まじでCOVID-19ってなんなのってなっている。全国では1500人を超えているから、この日記の7月の頭あたりの記事を読み返すと、感覚のズレに結構驚く。検査数はほとんど都の能力的に限界にきている感じはあるので、今後もっと伸びるならそれは陽性率が上がったときだろうからそうなるといよいよ感染の爆発は起きるだろうが、そうなったときにどういう社会になるのかあまり描けていない。そしてズルズル、なし崩し的に失業者だけが増えるという。周りの人を見ていたり自分もそうだが、ほんのわずかずつ精神のブレも出てきている気がする。繊細な人から崩れてくる。政治に頼れない国なら、必要なのは文学だという個人的な確信はある。文学は、ことばを用いるが、状況そのものが文学化するような、または逆に眼前の状況に文学が宿るようなことをひとつのことばが起こすこと、あるいはことばすらいらない身振りで示すこと。ことばのない文学というものもあるのではないか。強い指針のようなもの。